悪用報告あり2026年10月31日(土)

GitLabで悪用試行、Rubyの修正状況とCIの認証情報を確認

Alpine Linuxは、自社運用のGitLabを狙ったCVE-2026-97229の悪用試行を報告しました。独自パッケージではGitLab本体に加え、実行中のRubyを確認してください。

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本文

GitLabのCNAはCVE-2026-97229をCVSS v3.1で10.0と評価しています。影響を受けるのはGitLab CE/EEのCI/CDにおける正規表現のコンパイル処理です。修正版は系列ごとに19.2.8、19.3.5、19.4.2です。影響を判断するには、該当するCI設定に誰がアクセスできるかを確認してください。

Alpine Linuxは2026年10月28日、10月20日と21日の悪用試行を公表しました。コード実行の証拠は見つかりませんでしたが、ログが一部欠けており、実行を完全には否定できません。Alpineはサーバーを再構築し、関連する認証情報を更新しました。同チームの独自パッケージは別途Rubyを利用していたため、GitLab本体を更新しただけではRuby側の欠陥が残っていました。

攻撃の流れ攻撃がサービスに届く経路
  1. 01

    CI設定経路に到達

    攻撃者が自社運用のGitLabで、脆弱なCI設定処理に入力を送ります。

  2. 02

    実行環境の欠陥を誘発

    影響を受けるRubyで正規表現をコンパイルする際、メモリが破壊されるおそれがあります。

  3. 03

    コード実行の可能性

    構成と権限によっては、ソースコード、Runner、成果物、配布用の認証情報に影響が及びます。

対応の手順:外部との境界から内部システムまで

対応の流れ対応フロー
  1. 01

    開発基盤を棚卸し

    自社運用、コンテナ、独自ビルド、委託先を対象に、実際に使用中のRubyとOnigmoを確認します。

    対応策を見る関連情報 1件

    TWISA会員企業の対策

    開発基盤を棚卸し

    自社運用、コンテナ、独自ビルド、委託先を対象に、実際に使用中のRubyとOnigmoを確認します。

  2. 02

    更新と適用状況を確認

    GitLabの該当系列を更新し、独自パッケージでは実行環境への修正を別途確認します。

  3. 03

    ログを保全して調査

    アプリ、CI、ホスト、通信ログを保存し、不審な設定やジョブ、ログの欠落を確認します。

    対応策を見る関連情報 1件

    TWISA会員企業の対策

    ログを保全して調査

    アプリ、CI、ホスト、通信ログを保存し、不審な設定やジョブ、ログの欠落を確認します。

  4. 04

    配布時の認証情報を保護

    Runnerや配布用トークンの権限と成果物の完全性を確認し、調査結果に応じて認証情報を更新します。

    対応策を見る関連情報 1件

    TWISA会員企業の対策

    配布時の認証情報を保護

    Runnerや配布用トークンの権限と成果物の完全性を確認し、調査結果に応じて認証情報を更新します。

防御の構成自社運用GitLabの多層防御

GitLab、Runner、コンテナ、リリース経路を整理します。

許可された業務通信のみを通し、各層で防御を行います。

  1. 01

    プロジェクトの入口

    GitLabとCI設定

    アクセスを制限プロジェクトと設定の権限を見直します。

  2. 02

    実行環境

    GitLab、Ruby、Runner

    修正を確認パッケージ形式ごとに稼働中の実行環境と修正状況を調べます。

  3. 03

    配布経路

    トークン、リポジトリ、成果物

    権限と完全性を確認認証情報の権限を絞り、再利用前に成果物を検証します。

各層のログと通信データを集約し、監視と対応に活用します。

  1. 監視と復旧CI、ホスト、アプリのログを保全し、信頼できる環境から復旧できるようにします。

テストと検証

承認を得たうえで、資産の探索、脆弱性スキャン、侵入・APIテスト、攻撃シミュレーションを行います。プロジェクト権限、実行環境、Runner、監視を再検証します。WebのWAF経路は、実行環境、認証情報、内部ネットワークとは別に確認します。

TWISA会員のソリューション

情報源と関連資料

更新日:2026/10/31。製品のサポート状況と修正情報は、ベンダーの最新案内をご確認ください。