悪用報告あり2026年10月31日(土)

FreeSWITCHのSIP脆弱性が悪用、電話・コンタクトセンター基盤の更新を

FreeSWITCHは、サービスの権限でコマンドを実行できるSIP MESSAGEの脆弱性について悪用を確認しました。1.11.3以降に更新してください。

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本文

2026年10月28日公開の公式勧告では、CVE-2026-116779のCVSS v3.1基本値は9.8です。1.11.2以前が影響を受け、1.11.3で修正されました。

SIP MESSAGEを受信できるSIPプロファイルが攻撃の入口になります。メッセージ認証が有効でも、通常の登録が可能なアカウントで攻撃条件を満たします。初期設定に空のパスワードを持つアカウントが残っている場合、攻撃者が独自の認証情報を用意せずに進める可能性もあります。

攻撃の流れ攻撃がサービスに届く経路
  1. 01

    SIP MESSAGEを送信

    受信可能なSIPプロファイルに接続します。

  2. 02

    コマンド実行を誘発

    メッセージ処理がサービスAPIを呼び出し、FreeSWITCHプロセスの権限でコマンドを実行するおそれがあります。

  3. 03

    電話業務に影響

    通話や設定、認証情報、連携先に影響が及ぶ可能性があります。

対応の手順:外部との境界から内部システムまで

対応の流れ対応フロー
  1. 01

    電話基盤を棚卸し

    自社運用、コンテナ、委託先ごとにバージョンと到達可能なSIPプロファイルを確認します。

    対応策を見る関連情報 1件

    TWISA会員企業の対策

    電話基盤を棚卸し

    自社運用、コンテナ、委託先ごとにバージョンと到達可能なSIPプロファイルを確認します。

  2. 02

    更新して通話を検証

    1.11.3以降を適用し、メッセージと通話を確認します。enable-chat-api-protoが再び有効になっていないことも確認します。

  3. 03

    不要な入口を閉じる

    すぐに更新できない場合、SIPメッセージが不要なプロファイルにenable-chat=falseを設定し、空のパスワードを持つアカウントを削除します。メッセージ認証や受信ACLの変更だけでは脆弱性を解消できません。

    対応策を見る関連情報 1件

    TWISA会員企業の対策

    不要な入口を閉じる

    すぐに更新できない場合、SIPメッセージが不要なプロファイルにenable-chat=falseを設定し、空のパスワードを持つアカウントを削除します。メッセージ認証や受信ACLの変更だけでは脆弱性を解消できません。

  4. 04

    調査して復旧

    SIPとホストのログを保全して不審なコマンドや設定変更を調べ、信頼できる設定バックアップから復旧できるか確認します。

    対応策を見る関連情報 1件

    TWISA会員企業の対策

    調査して復旧

    SIPとホストのログを保全して不審なコマンドや設定変更を調べ、信頼できる設定バックアップから復旧できるか確認します。

防御の構成電話基盤の多層防御

FreeSWITCHホスト、SIPプロファイル、業務上の依存関係を整理します。

許可された業務通信のみを通し、各層で防御を行います。

  1. 01

    SIPの入口

    到達可能なSIPプロファイル

    公開範囲を制限不要なメッセージ機能を停止し、業務への影響を確認します。

  2. 02

    電話基盤のホスト

    FreeSWITCHとモジュール

    修正と監視実行中のバージョンとプロセスの動作を確認します。

  3. 03

    認証情報と復旧

    アカウントと設定バックアップ

    影響の拡大を抑える空のパスワードを排除し、オフラインの設定バックアップを保護します。

各層のログと通信データを集約し、監視と対応に活用します。

  1. 監視と復旧SIPとホストの動作を突き合わせ、変更後のメッセージ、通話、復旧動作を確認します。

テストと検証

承認を得たうえで資産の探索、脆弱性スキャン、侵入・APIテスト、攻撃シミュレーションを行います。SIP設定、ネットワーク分離、ホスト監視を確認し、更新後に再テストします。別途WebサイトとWAFがある場合は、SIPやホストとは別に検証します。

TWISA会員のソリューション

情報源と関連資料

更新日:2026/10/31。製品のサポート状況と修正情報は、ベンダーの最新案内をご確認ください。